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台湾で会社をつくろう! 第九回 「人材採用費用について その1」

台湾で人材を雇います。

台湾進出物語:第九回目は、「人材採用費用について その1」です。

今回からは台湾設立の費用に話を戻して

会社設立代行費用
ビザ取得代行費用
オフィス・店舗賃貸費用
人材採用費用
税務会計費用

と今回は、台湾進出時によくある質問のなかから ④人材採用費用 について説明いたします。

人材採用費用については、 以下の3種類に分

けて考える必要があります。

【1】採用にかかる経費
【2】給与
【3】社会保険費用

採用にかかる経費

【1】採用にかかる経費 です。
台湾はアジアのなかでも圧倒的に低価格で日本語人材を採用することができると言われれています。
このことを一つの理由に台湾経由アジア展開を望む企業様も多いです。

台湾で人材を採用する3種類の方法です。
①ネットの仕事紹介サイトに登録する。
②日系の人材紹介会社に登録する。
③知り合いに声をかける。(SNSなども含まれます。)

画像の説明

大まかな費用
①登録費用が月3,500元~ほど
②成功報酬型で、採用人材の月収の1.5倍から2倍が相場です。
③無料ですね。(facebookの広告なら、一日300元くらいから?)

利点
①の場合は、ネット(人材銀行)に登録し、人材から連絡があると面接などを行います。すでに登録されている人材の履歴書をチェックして、面接への勧誘を行うことも可能です。

②の場合は、人材業者(インテリジェンスやPasona)から紹介を受け、採用の可能性がある方がいれば面接にすすみます。

①は広く浅く人材を探すことが可能です。
②は特別な技術を持った人材を募集するときに効果的です。

LinkBizの感想
アルバイトや台湾人スタッフを採用する場合は① (ネットの仕事紹介サイト)、キャリアや技能を重視する場合は②(日系の人材紹介会社)がお勧めです。
人材募集

給与について

【2】給与
次に人件費についてですが、 基本情報として、

法的な最低給与は、2021年1月の統計です。
月給支給の場合は 月額 23,000元
時給計算の場合は 1時間 160元

労働部 基本給与の変動

台湾の最低賃金の流れが確認できます。

基本工資之制訂與調整經過

ただし、月給支給でこの最低価格で台湾人を採用できるかといえば、 まず採用できません。
(台北と屏東では、給与が大きく変わってきます。物価も違うので当然ですが。)

台湾の現場感覚では 大学新卒者 28,000元前後です。
日本語1級をもつ人材だと 、大学新卒者 32,000元前後という価格感です。
これはあくまでも新卒者ですが、キャリアに応じて給与も上がっていきます。

飲食店のリーダーとなると40,000元

店長。料理長となると50,000元~あたりまで上がります。

社会保険費用

【3】社会保険費用

給与の予算作成時に注意することは社会保険負担額です。
台湾では原則、アルバイトも正社員も健康保険と労働保険に加入する必要があります。
また年金積立として給与の6%を会社負担で積み立てる必要があります。

そのため、実際の人件費は月額給与額×18.5%を上乗せして計算しておく必要があります。
短期アルバイトで社会保険に入らない場合の処理方法や、 社会保険の計算などについても相談をお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

次回は、引き続き人件費関連として【4】ボーナス と【5】外国人の所得税 についてお話したいと思います。
LinkBiz台湾は、美容サロン、インターネットサービス、Caféなどの人材採用を代行した実績があります。

「こういった条件で会社を作りたい。」といった要望がございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです。まずは、下記お問い合わせからお申込み下さい。
その後は、スカイプでお話しいたしましょう。

会社設立相談から開業まで、誠意をもってお手伝いいたします。

 

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