台湾会社設立物語とは:台湾で会社を作ってみたいという方、必見の情報を掲載しています。
台湾で会社をつくろう! 第六回 「オフィスやお店を借りてみる その1」
登記のための物件探し。
台湾進出物語:第六回目は、「「オフィスやお店を借りてみる その1」です。
今回からは台湾設立の費用に話を戻して
① | 会社設立代行費用 |
---|---|
② | ビザ取得代行費用 |
③ | オフィス・店舗賃貸費用 |
④ | 人材採用費用 |
⑤ | 税務会計費用 |
のうち、③オフィス・店舗賃貸費用についてお話したいと思います。
台湾進出時によく質問されことのひとつに
「会社登記に住所は必要ですか?」といったものがあります。
答えは、「住所は必要」です。
会社を登記するための住所としては
①バーチャルオフィス
②レンタルオフィス
③独立したオフィス
といった形が考えられます。
①のバーチャルオフィスは、登記のみを目的とし、 作業スペースやデスクスペースはありません。
コワーキングのスペースを有しているオフィスもあります。
②は同じ住所内に複数の小部屋があり、その一室を借りる形です。
共有の会議室などを備えていることが多いです。
③は通常の賃貸物件をオフィスとして借りる形です。
ざっくりと①②③別の相場感をお伝えすると
① 月額 3,500元 ~ 8,000元ほど
② 月額 6,000元/坪 ~ 10,000元/坪以上も
③ 月額 900元/坪 ~ 10,000元以上も
①②は同じ商業センターやビジネスセンターなどが提供していることが多く、
立地は良い場所にあることが多いです。
坪単価は高いですが、必要設備が揃っていることが多く、
契約の翌日から業務を開始することができます。
ただ、台湾人向けの物件も多く、日本語が通じなかったり、 設備が老朽化しているところも多くあり、 「安かろう悪かろう」といった物件も多くあります。
③は立地と築年数で大きく価格が変わってきます。
登記場所が台北市内で、
MRTの駅が近く、
一階には管理人がいて、
エレベーターがあり、
設備がきれいな物件を
坪1,000元~1,300元程度で見つけることができれば
お得な物件という感覚だと思います。
とうぜんなかなか出てこないので、数多く物件を見て回ったり、
その都度大家と直接交渉をしなければいけなかったりと手間がかかります。
さらには、基本的に内装はほぼスケルトン状態か、前の借主が使ったままの状態のことが多く。
新しく間仕切りや家具機材を買ったり、場合によってはエアコンも購入する必要があります。
そういった物がどれくら備わっているかというのも物件を見るポイントになります。
LinkBiz台湾の沿革
レンタルオフィス ⇒ 現地の個室オフィス ⇒ 駅前一等地の個室オフィス
⇒ 繁華街の超ローカルオフィス ⇒ 直営飲食店の事務所間借り
⇒ 現地のビジネス街ローカルオフィス ⇒ 現在のオフィス
と業績に合わせて様々なオフィスを渡り歩いてきました。
坪単価も業績に合わせて上下しています。
(画像はすべてイメージです。実際のオフィスとは異なります。)
そういった経験の中で、不動産関連の業者と知り合うことができ、 いろんな大家さんとシビアな交渉もしてまいりました。
毎回同じ引っ越し業者に依頼していましたが、 こんなに何度も引っ越す会社は初めてだと言われたことがあります。
初期投資を抑えたい。
そんななか最近感じるのは中小企業で、なるべく初期投資を抑え、台湾進出の成功率を高めたいといった場合には、まずは①②の形でオフィスを構え、業績に応じて③に移行していくというのが良いのではないかと感じています。
いきなり独立した個室オフィスを借りて、台湾の文化風習も知らないままに順調にやっていけるということはなかなかありません。
ドアの立てつけやカギの使い方も台湾と日本では変わってきます。
①②のような誰かの支援が受けれる場所で2年ほどすれば、
土地勘も増え、相場観もわかり、頼れる知人も増えてきます。
そうなったときに③のような独立したオフィスを構えるのがスムーズかと思います。
LinkBiz台湾では、レンタルオフィスサービスを提供しています。
さて、今回は③オフィス・店舗賃貸費用のオフィス賃貸についてお話しました。
次回は店舗賃貸費用ついてお話したいと思います。
台湾会社設立物語次回は?
次回は、「オフィスやお店を借りてみる その2」 についてお話したいと思います。
ご家族を同行される方は、ご家族用のマンション探しも、相談ください。
「こういった条件で会社を作りたい。」といった要望がございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです。まずは、下記お問い合わせからお申込み下さい。その後は、スカイプでお話しいたしましょう。
会社設立相談から開業まで、誠意をもってお手伝いいたします。