台湾経済:2022年8月卸売・小売及び飲食業営業額統計

昨年同月比で飲食業は大きな伸び

 

  • 卸売業:8月の卸売業営業額は1382億元で、昨年同月比6%増でした。国内旅行や会食の機会が増加したことなどを理由に、飲料及びタバコ卸売業は昨年同月比9.0%増となりました。また、ワクチンや簡易検査キットの需要が高まったため、薬品及び化粧品卸売業は昨年同月比11.1%増となり、自動車卸売業は輸入車が到着したため、昨年同月比6.4%増となりました。最終市場の需要衰退と顧客の引き合いが鈍かったことにより、化学材料卸売業は昨年同月比12.0%減、機械器具卸売業は昨年同月比1.4%減となりました。1月から8月までの累計営業額は84,729億元で、過去同期最高記録で、昨年同期比7.8%増となりました。

 

  • 小売業:8月の小売業営業額は3,582億元で昨年同月比0%増となりました。自動車小売業では、輸入車の輸入量増加のため営業額は昨年同月比11.4%増となりました。また、感染対策が緩和されたため、百貨店は昨年同月比30.2%増・コンビニエンスストアは昨年同月比17.0%・綿布及び服飾品小売業30.2%増・薬品及び化粧品小売業13.4%増となりました。1月から8月までの累計営業額は27,605億元で、過去同期最高記録で、昨年同月比は、8.7%増となりました。

 

  • 飲食業:8月の飲食業営業額は786億元で、昨年同月比6%増となりました。父の日商戦や夏休み期間の最中であったことに加え、國旅補助があったことが大きな伸びの原因だと考えられます。また昨年同月はコロナ感染対策の影響で店内飲食が禁止されていたことにより、昨年同月の営業額が低い基準となっているため、中華レストランは昨年同月比43.6%増、飲料店は43.8%増となりました。また、機内食の需要増となったため、ケータリング及びグループケータリング業は、昨年同月比42.4%増となりました。1月から8月までの営業額は5,535億元で、過去同期最高記録となり、昨年同期比20.6%増となりました。

 

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。

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