台湾経済:台湾半導体設備生産値について

2連連続千億元突破する見込み

 

 

 經濟部が発行した「產業經濟統計簡訊」には昨年の台湾の半導体設備生産額は1186億元で、過去最高額となりました。今年は8月に865億元に達しており、2年連続1000億元を突破する見込みです。

 

 半導体メーカーが台湾でハイエンド製造プロセスへの投資を続けるなか、サプライチェーンの現地化というクラスター効果により、海外メーカーが台湾に投資するようになりました。近年5GIoT、カーエレクトロニクスなどの旺盛な需要に加え、半導体メーカーが生産能力増強のために工場を拡張した結果、台湾の半導体生産額は2012年から成長を続け、昨年は1000億元を突破し、前年比33.6%増の1186億元となりました。過去10年の平均成長値は17.7%でした。

 

 

 今年上半期の半導体業界は、カーエレクトロニクスや高性能コンピューティングの継続的な普及をの恩恵を受け、生産能力を拡大しました。今年8月までの半導体売上額は、865億元で、昨年同期比で16.5%増となりました。第四季の展望としては、世界経済が減速し、半導体業界が投資計画の一部を調整・延期し始めたとはいえ、今年の売上額は1000億元を超える見込みです。

 

 国産の半導体設備は生産と検測の2種類に分かれ、昨年の生産設備及び部品は879億ドルで、全体の74.1%を占め、前年比42.1%増となり、近5年の平均成長率は25.9%で、成長の主な原動力となりました。昨年の検査設備及び部品の前年比は14.2%で、近5年の平均成長率は13.4%でした。

 

 近年、台湾の半導体装置の直接売上高は急速に増加しており、昨年は45.7%でした。2016年からは、14.8ポイント上昇しており、今年8月までは47.7%まで上昇を続けています。

 

 昨年の半導体設備の輸出額は24.6億ドルで、昨年比63.2%でした。最大の輸出先は中国、シンガポール、アメリカに次いで、マレーシアでした。

 

以上を自由財經から一部を翻訳しました。

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