台湾経済:アジア四小龍の今後の経済予測 

来年は経済が減速する見込み

 

 台湾の来年の経済成長予測が各機関から発表されました。学者によるとヨーロッパやアメリカからの最終需要の減速により、来年アジアのほとんどのマイナス成長ですが、台湾は堅調と予測されています。

 

 2023年の世界経済・貿易の成長率は2022年よりも更に鈍化すると見込まれており、台湾も世界経済の低迷や貿易不況の影響を受け、國際貨幣基金(IMF)は2.8%、中經院は2.81%、台經院は2.91%へとそれぞれ成長率予測を下方修正しました。

 

 来年の経済成長が低下する主な理由は、台湾は来年の経済主軸を外販から内需にシフトチェンジするのと、インフレが世界需要を押し下げ、台湾の輸出が今年ほど上手くいかないと予測されているからです。しかし入国制限は緩和され、世界中から観光客が訪れるようになり、台湾でのインバウンドも見込まれるため、内需は来年の経済成長に大きく貢献することでしょう。

 

 IMFの予測によれば、アジアのほとんどの国でマイナス成長と予測されています。アジア四小龍のうち、香港のみが-0.8%から3.9%へ増加する予測です。韓国は2.6%から2.0%、シンガポールは3.0%から2.3%、台湾は3.3%から2.8%へといずれもマイナス成長予測となっています。

 

 香港のプラス成長予測の主な理由は、今年の基準値が低かったのと、中国が来年コロナ感染対策を緩和し、中国の経済成長に伴う香港への引き込み効果も期待できるとしているからです。

 

 またIMFよる中国のGDP予測は4%以上で主な理由は、今年中国は統計以来2番目の低さだったことと、コロナ感染対策が緩和され、経済回復すると見込まれているからです。しかし中国政府が打ち出している目標は、5.5%です。

 

 来年は欧米の最終需要が落ち込み多くのアジア諸国が影響を受けると予測されています。今年の台湾の値が例年よりも高かったため、来年も予測値を上まるのではと期待されています。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事