上銀は第2季に緩やかにプラス成長に
工具メーカーの上銀(2049)董事長は、今年1月から2月にかけての受注状況が徐々に改善されており、第2季以降徐々に業績が回復していくと予測していると述べました。また、自動車用ボールねじの生産は、年末には少量生産となりましたが、来年以降もは生産能力の拡大を見込んでおり、今年はイタリア工場と台中の2工場の拡張を中心に、昨年以上に設備投資を行う予定です。
台北國際工具機展(TIMTOS)での展示会で、国内外から1,000社以上の出展があり、上銀はロータリーテーブル、ジョイント、ウエハーロボットアーム、インテリジェントボールスクリューなどのアプリケーションを展示しました。
昨年後半は、景気に対する悲観的な見方が強まりましたが、本年1月、2月に入り、上銀の受注に改善の兆しが見られ、グループの子会社である大銀微系統(4576)においても、前年同期に比べ受注が回復しています。航空宇宙産業、電気自動車産業、新エネルギー自動車産業、風力発電産業の受注実績は引き続き良好であり、半導体産業の受注実績は横ばいです。
上銀によれば、上半期は、中国の感染対策緩和、第2季の景気の緩やかな持ち直し、欧州や東南アジア諸国での需要の持ち直しと見られることなどにより、業績は徐々に好転する見込みです。
今後の展望として、今年の設備投資は昨年より増加する予定であり、 イタリア工場は交渉中であり、既製品の購入は今月中に確定する予定であると董事長は述べました。また、旧工場と入れ替わるように台中工業団地に2つの工場を建設し、早ければ2024年までに工事完了とさせる予定です。
以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。