台湾経済:2023年卸売・小売及び飲食業営業額統計 

1月 春節準備による好影響

 

  • 卸売業:1月の卸売業営業額は9,157億元で、前年同月比4%減となりました。世界的な景気・貿易の拡大が弱まり、顧客の在庫解消圧力は引き続き高く外需が低迷する中、前年と旧正月の時期の違いにより、営業日数は前年同月を上回りました。そのため、機械器具卸売業は前年同月比19.1%減、建材卸売業は前年同月比28.4%減、化学材料卸売業は前年同月比31.9%減、家庭用電化製品・用品卸売業は前年同月比22.7%減となりました。
  • 小売業:1月の小売業営業額は、前年同月比2%増の4082億元を記録し、過去単月最高を記録しました。旧正月関連商品の購入や、感染状況がほとんど落ち着いたことにより、旅行やショッピングモールでの買い物などに需要が回復したため、百貨店は前年同月比35.1%増、綿布及び服飾品小売業は22.8%増、コンビニエンスストアは前年同月比10.0%増、薬品及び化粧品小売業は前年同月比8.1%増となりました。その他の一般商品小売業は、旧正月の休暇が免税店の業績を押し上げ、前年同月比44.0%増となりました。しかし、昨年との旧正月との時期との違いや、販売日数の減少により、自動車小売業は前年同月比12.4%減、食品飲料及びタバコ小売業は前年同月比7.6%減、情報通信機器及び家電製品小売業は前年同月比9.0%減となりました。
  • 飲食業:1月の飲食業営業額は前年同月比2%増の995億元で、過去最高を記録しました。企業の尾牙が再開されたことや、春節により会食や旅行が増加したため、レストラン業は前年同月比33.9%増、飲料店は前年同月比13.5%増となりました。ケータリング及びグループケータリング業は、飛行機の増便が続いていることにより、機内食需要が増加したため、前年同月比32.4%増となりました。

 

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。

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