台湾経済: 2022年の生命保険料収入は前年比2割の減少

米ドルに対する台湾ドル安の影響

 

 壽險公會は2022年度の統計を公開し、生命保険業界の総保険料収入は資本市場の変動や米ドルに対する台湾元安の影響に加え、投資型保険の新制度などの影響により、2022年は前年比20.3%減となりました。中でも投資型保険の保険料収入は、前年比38%減と激減しています。

 

 2022年の生命保険業界の保険料収入総額は21115億元で、2021年の26485億元から20.3%減少しています。その中でも、初年度保険料収入は5546億元で、2021年の7315億元から24.2%減少しました。更新保険料収入は15570億元で、2021年の19170億元から18.8%減少しました。

 

 形態別で見ると、傳統型保険料収入は19008億元で、前年比17.7%減となりました。投資型保費收入は2107億元で、前年比38.0%減となりました。2022年の投資型初年度保険料収入は前年比50.9%減となり傳統型初年度保険料収入は、前年比9.4%減となりました。

 

 米ドルに対する台湾ドル安の影響を受け、米ドル建て変額保険の売上が伸び悩み、傳統型保険料收入は減少しました。一方、投資型保険料は資本市場の変動や米ドルに対する台湾元安の影響により、保守的になっています。また投資型保單高齡條款新制が101日から施行され、大きな影響を受けています。

 

以上の記事を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

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