台湾経済:2022年卸売・小売及び飲食業営業額統計 (12月分更新)

12月 クリスマスなどの各種イベントにより好調を維持

 

1、卸売業:202212月の卸売業営業額は1552億元で、前年同月比6%減となりました。主に、国際的な経済・貿易のモメンタムが弱まったこと、在庫調整の影響及び前年同期の比較値が高かったことにより、機械器具卸売業は前年同月比6.4%減、建材卸売業は前年同月比10.7%減、化学材料卸売業は前年同月比18.6%減となりました。2023年の旧正月が例年に比べ早かったため、仕入れ需要が増加し、食品・飲料及びタバコ卸売業は前年同月比5.7%増、薬品及び化粧品卸売業は前年同月比8.6%増となりました。2022年第4季の営業額は31,181億元で、前年同期比3.2%減となりました。2022年の営業額は127,013億元で過去最高を記録し、前年比4.4%増となりました。

2、小売業:

(1)営業額:202212月の小売業営業額は4,030億元で、過去単月の記録を塗り替えました。年末年始のプロモーションや2023年の旧正月が前年より早かったために、旧正月関連商品や禮盒などが売れたことや、寒波の影響のため保温関連商品の購入が進んだため、自動車小売業が前年同月比6%増、電子ショッピング及び通販業が前年同月比17.3%増、綿布・衣料品小売業が前年同月比12.1%増、百貨店は前年同月比前年同月比10.1%増、食品飲料及びタバコ小売業は前年同月比7.5%増となりました。2022年第4季営業額は11,676億元で、前年同期比4.4%増となりました。2022年営業額は42,815億元で、過去最高を記録し前年比7.4%増となりました。

(2)オンライン販売:オンライン販売業者の積極的な展開、商品ラインナップの拡充、年末の雨天・寒波によるオンライン購入の増加などにより、2022年第4季の小売売上高は前年同期比0%増の1,392億元となりました。2022年の売上高は4,930億元で、前年比10.9%増となりました。

3、飲食業:12月の飲食業営業額は876億元で、前年同月比8%増で、過去単月最高記録となりました。クリスマスや年末年始、企業の忘年会の再開、旧正月料理や禮盒の事前購入、寒波などが影響し、レストラン業は前年同月比13.5%増、飲料店は前年同月比10.1%増、となりました。また、航空旅客数の増加により、機内食需要が高まり、ケータリング及びグループケータリング業は前年同月比32.8%増となりました。2022年第4季の営業額は2,398億元で、前年比13.3%増となりました。2022年営業額は8,653億元で、過去最高を記録し、前年比18.9%増となりました。

 

 

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。

11月 雙11商戦の好影響

1、卸売業:11月卸売業営業額は9,981億元で、前年同月比3%減となりました。世界的なインフレ圧力や最終市場における需要の低迷などに加え、前年同月の基準値が高かったため、機械器具卸売業営業額は昨年同月比13.9%減、化学材料卸売業営業額は前年同月比20.0%減、建材卸売業営業額は8.0%減となりました。また、海外からの輸入車入港数が増加したため、自動車卸売業営業額は前年同月比10.5%増となりました。国内の薬品やワクチンなどの需要が維持しているため、薬品及び化粧品卸売業は前年同月比7.3%増となりました。1月から11月までの営業額は116,455億元となり、歴年同期最高を記録しました。前年同期比は5.4%増となっています。

 

2、小売業:11月小売業営業額は3,827億元はで、前年同月比4%増となりました。雙11のイベントセールが購買意欲を刺激し、インターネットショッピング及び通信販売業営業額は前年同月比9.9%増となりました。新車購入が好調に推移したのに加え、輸入車入港数が増加したため、自動車小売業は前年同月比5.2%増となりました。前年同月は5倍券の影響により基準値が高かったため、データ通信及び家電設備小売業は前年同月比8.1%減、綿布及び服飾品小売業は前年同月比3.4%減、量販店は前年同月比3.2%減、百貨店は前年同月比0.7%減となりました。1月から11月までの小売営業額は38,771億元で、歴年最高を記録しました。前年同期比は7.2%増となっています。

 

3、飲食業:11月飲食業営業額は760億元で、前年同月比3%増となりました。雙11のイベントやワールドカップの恩恵を受け、レストラン業営業額はは前年同月比13.3%増、飲料店営業額はは9.8%増となりました。また航空機増便に伴い、機内食も需要強となったため、ケータリング及びグループケータリング業営業額は前年同月比24.9%増となりました。1月から11月までの飲食業営業額は7,785億元で、歴年最高を記録しました。前年同期比19.6%増となっています。

 

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。

 

10月 週年慶商戦の好影響

 

110月の卸売営業額は1642億元で、昨年同月比4.3%増となりました。電子製品の新登場に伴い、新興技術の需要が高まったことにより、機械機器卸売業は昨年同月比13.9%増となりました。また、輸入車の入港が増加したため、自動車卸売業は昨年同月比18.2%増となりました。薬品及び化粧品卸売業は、国内の薬品やワクチンなどの需要が維持しているため、昨年同月比6.7%増となりました。他には最終市場の衰退と顧客の引き合いにより、建材卸売業は昨年同月比9.3%減、化学材料卸売業は昨年同月比19.4%減となりました。1月から10月までの累計営業額は106,474億元で、暦年最高記録となり、昨年同期比は6.9%増となりました。

 

210月の小売業営業額は3,807億元で、昨年同月比2.1%増となりました。コロナ禍以前の生活に戻ってきたことや輸入車の入港数増加、週年慶の開催により、自動車小売業は昨年同月比10.0%増、綿布及び服飾品小売業は昨年同月比4.7%増、その他総合商品小売業は昨年同月比20.7増、ECサイト・通信販売業界は昨年同月比8.2%増となりました。昨年同月の振興方案の影響で昨年同月値が高かったため、データ通信及び家電設備小売業は昨年同月比7.4%減、量販店は昨年同月比4.7%減となりました。1月から10月までの累計営業額は34,946億元で、暦年最高記録で、昨年同月比7.9%増となりました。

 

3、飲食業:10月の飲食業営業額は769億元で、昨年同月比13.8%増となりました。消費者の外食習慣がコロナ禍以前に戻ったのに加え、百貨店での週年慶の集客効果により、レストラン業は昨年同月比13.5%増、飲料店は昨年同月比11.7%増となりました。飛行機の増便に伴い機内食の需要が増加したため、ケータリング及びグループケータリング業は昨年同月比27.2%増となりました。1月から10月までの累計営業額は7,025億元で、暦年同期最高記録で、昨年同期比20.3%増となりました。

 

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。

 

9月 中秋節商戦の好影響

 

1、卸売業:9月の卸売業は11,083億元で、昨年同月比4%増でした。携帯電話の新製品発売の影響により新興技術の需要が高まったことにより、機械器具卸売業は昨年同月比7.9%増、また前年同月における自動車用チップの材料不足に陥っていたことにより供給量が減っていたため、自動車卸売業は昨年同月比8.9%増となりました。食品・飲料及びタバコ卸売業は、中秋節商戦の影響により食材の需要が高まり、昨年同月比5.2%増となりました。建材卸売業は昨年同月比10.6%減、化学材料卸売業は9.4%減となりました。それぞれ材料の在庫処分の動きが鈍化したことが原因だと考えられます。1月から9月までの累計営業額は95,811億元で、過去同月最高記録となり、昨年同期比7.2%増となりました。

2、小売業

(1)営業額:9月小売業営業額は3,524億元で、昨年同月比5%増となりました。人々の生活が徐々に元通りになってきたことに加え、昨年同月のデータが低かったため、百貨店は昨年同月比24.9%増、綿布及び服飾品小売業は21.5%コンビニエンスストアは昨年同月比8.4%増、薬品及び化粧品小売業は12.8%増となりました。通信データ及び家電設備小売業は携帯電話の新製品登場により、昨年同月比8.3%増となりました。食品・飲料及びタバコ小売業は、中秋節の季節が例年より早かったことにより、昨年同月比4.5%減となりました。1月から9月までの累計営業額は31,129億元となり、過去同月最高記録で、昨年同期比8.6%増となりました。

(2)ECサイト売上高:第3季の小売ECサイト売上高は1,157億元で、昨年同期比4%増となりました。ネットショッピングが定着してきたのと、クーポンの配布により、非店舗型小売業は昨年同期比3.8%増、綿布及び服飾品小売業は8.4%増、総合商品小売業は昨年同月比1.6%増となりました。昨年同月はコロナ禍で、通信機器がたくさん売れたためデータ通信及び家電製品小売業は21.2%減、またステイホームで自炊が推奨されたため食品飲料及びタバコ小売業は10.0%減となりました。第3季のECサイト売上高は小売業の10.8%を占め、昨年同期比では0.7%減となりました。1季から3季までの累計売上額は3,551億元で、昨年同期比で11.3%増となりました。

3、飲食業:9月の飲食業営業額は734億元で、昨年同月比5%増となりました。中秋節の連休の影響と、昨年同月はコロナ禍の影響もあったため、中華式レストランは30.0%増、飲料店は13.2%増となりました。また航空機増便の影響で機内食の需要増により、昨年同月比29.1%増となりました。1月から9月までの累計額は6,269億元で、過去同期最高記録で、昨年同月比21.4%増となりました。

 

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました

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