台湾景気NEWS

POINT経済部が発表する景気指標は高く維持している、3か月連続で下降中 特に卸、小売り、飲食店が大きく下降


2021年7月の景気総合判定スコアは、先月より2ポイント減の38ポイントとなりました。シグナルは継続して赤(5段階で最も良い)となっています。景気は良いといえますが、総合景気指標は引き続き低下しており、COVID-19の流行が景気に影響を与えており、今後も注意深く監視する必要があります。

7月の国内消費および労働市場の需要は、COVID-19の流行の影響により、前年同月に比べて減少しました。
外需は、世界経済の安定した回復の恩恵を受け、引き続き拡大しました。7月の貿易・生産・金融指標は、技術対応製品や製造業製品の旺盛な需要に牽引され、引き続き拡大しました。

今後の展望として、
6月に行政院が「救援4.0計画」と「救援4.0改良計画」を開始し、COVID-19の流行の影響を受けた産業や人々に支援を行ったことや、
国内経済への影響を軽減するために、国内での流行の安定化に合わせて抑制策をダウングレードすること、
など政府の活性化策が実施されたことで、国内消費は徐々に回復していくことが期待されます。
輸出面では、主要国のインフラ整備が進み、世界経済が着実に回復していることから、引き続き勢いが強まる見込みです。
投資面では、半導体や5G、グリーンエネルギーへの国内投資が引き続き拡大したほか、航空船会社の輸送能力増強や台湾企業の台湾回帰が進み、国内投資の機運が高まりまるでしょう。
しかし、変異したウイルスの発生が繰り替えされたり、主要国で貿易や技術に関する紛争が続いたりしているため、動向を注視して適切に対応することが重要です。

経済部の記事より一部翻訳

 

台湾景気指標2021年6月

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