
2月 企業の尾牙再開などにより飲食業営業額大幅増加
- 国外経済:中国の防疫対策の調整とサプライチェーンの改善に加え、インフレ圧力の緩和や欧米の景気後退リスクの弱まりと相まって、市場は引き続き成長すると見られています。國際預測機構S&P Globalは 2月15日最新預測において、世界経済の成長率は0%で、4ヶ月連続で上昇しています。主要国家別で見ると、ユーロ圏が0.3ポイント増と最も大きく、アメリカと中国が0.2ポイント増、日本と香港が0.1ポイント増、韓国が横ばいとなっています。
- 国内経済:世界的な最終需要の低迷、産業チェーンにおける在庫調整の継続、春節休暇による労働日数の短さにより、1月の輸出指数は前年同月比2%減、製造業生産指数は前年同月比21.4%減となりました。民間消費については、旧正月前の調達や、徐々に元通りの生活に戻ってきたことや、長期休暇による旅行・ショッピング・飲食の活発化に加え企業による尾牙の再開などさまざまな要因により、1月の小売業営業額は前年同月比4.2%増、飲食業営業額は前年同月比31.2%増となりました。
- 今後の展望: 5G、ハイパフォーマンスコンピューティング、データセンター、カーエレクトロニクスなどの新興技術の応用により、台湾の製造業の生産能力は引き続き向上しますが、世界経済はインフレや金利上昇の影響を受けており、最終需要は依然として弱い状況にある上に、ロシアの軍事侵攻や米中の更なる関係悪化など、製造業の業績を低迷させる可能性がある要因があるため、細心の注意と適切な対応が必要です。小売業及び飲食業は前年同月引き続き感染対策の影響を受けましたが、現在では防疫対策がかなり緩和され、元の生活に戻ってきているため、今後も成長が見込めるでしょう。
以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。