台湾経済:11月の機械輸出 

米中共に衰退

 

 機械公會は台湾機械設備輸出入統計を発表し、世界的な景気後退と需要低下の影響を受け、米中の2大市場での輸出は低下しました。しかし11月までの累計を見れば、今年は過去最高を記録する見込みです。

 

 11月の機械輸出は26.03億ドルで、昨年同月比13%減となりました。台湾元換算で829.25億元となり、昨年同月比0.4%減となりました。11月までの累計は330.81億ドルで、昨年同期比6.4%増となり、台湾元換算で、9466.29億元で、昨年同期比12.2%増となりました。

 

 機械輸出は世界的な需要の減速により、11月は前年同期比、前月比から共に減少しました。工具機の11月の輸出値は若干減少したものの、全体に比べると、大きな下降幅とはなっていません。

 

 11月の3大市場の機械輸出は、輸出額が大きい順に、中国大陸:82.91億ドル(全体の25.8%)、アメリカ:82.34億ドル(全体の25.7%)、日本:19.63億元(全体の6.1%)となりました。

 

 11月の機械輸出額は、米中共に下降しました。台湾の中国向けの機械設備輸出は引き続き減少し、今年の輸出累計成長率は11.8%で、110.85億ドルとなりました。

 

 アメリカへの機械輸出は、上半期40%以上の伸びを示しましたが、8月から11月にかけてアメリカ向けの輸出が減少しており、金利上昇やアメリカ経済の悪化の影響を受けて、設備投資が控えめになっていると考えられています。

 

 アメリカの利上げ政策やロシアの軍事侵攻に歯止めがかかる兆しはありませんが、多くの不利な国際的な要因により、下半期の新規受注は上半期と比べ多くないことは一目瞭然どぁり、来年上半期の輸出に影響を及ぼすと見込まれています。しかし11月の機械輸出は暦年過去最高を記録すると思われます。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

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