ITパネルは上方修正の見通しを持つと述べる
TrendForce（集邦科技）は、5月下旬のパネル価格を発表しました。その中で、テレビパネルの価格は引き続き上昇しており、ディスプレイパネルの価格も活気づいています。VAパネルとIPSパネルのOpen Cellパネルは、0.2〜0.5ドルの範囲で上方修正の可能性があります。ディスプレイモジュールの価格は、パネルメーカーの戦略によって決まります。ノートブックパネルでは急な需要があり、価格を引き上げることができるかはブランド顧客の需要次第です。
TrendForceの研究副総裁は、最近の中国の618ショッピングフェスティバルでは在庫の準備が終盤に近づいており、テレビパネルの需要は徐々に通常水準に戻っていると指摘しています。しかし、パネルメーカーは依然として厳格な生産ラインの稼働率の制御を通じて生産量を調整しており、それによって供給と需要をバランスさせることができています。したがって、5月のテレビパネルの価格は強気な上昇傾向を維持することができます。
予想されるテレビパネルの価格上昇は次の通りです。32インチは1ドル上昇、43インチは2ドル上昇、50インチは9ドル上昇、55インチは10ドル上昇、65インチは12ドル上昇、75インチは11ドル上昇します。
テレビパネルの価格は第1季から上昇し始め、5月には現金コストを上回りましたが、台湾のパネルメーカーのテレビパネルの収入割合は低いため、最大の受益者は中国のパネルメーカーとなります。台湾のメーカーにとって、後季に黒字転換できるかどうかは、ITパネルの価格が全般的に上昇するかどうかにかかっています。
副總裁は、現在、ディスプレイパネルにおいてOpen Cell製品の価格上昇傾向が比較的明確であり、VAとIPSのOpen Cellパネルは5月に0.2〜0.5ドル上昇する可能性があると述べています。パネルモジュールは供給能力が十分であり、地域ごとのパネルメーカーの戦略が異なるため、台湾のメーカー以外は様子見の姿勢を示しています。今後、顧客がパネルメーカーの価格戦略の違いによって注文を調整し、それに伴い顧客のシェア移動の可能性が出てくるかどうかは、引き続き観察する必要があります。
以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。
