工業生産指数は11か月連続で減少
グローバルな最終需要が持続的に低迷しているため、経済部は、4月の工業生産統計を発表しました。基準期の改編と再追跡計算の影響により、4月の工業生産指数は76.4であり、前年比で22.86%減少し、11か月連続での減少となりました。また、4月の製造業生産指数は75.85であり、前年比で23.52%減少し、同様に11か月連続での減少となりました。
經濟部統計處副處長は、経済の発展と産業構造の変化を十分に反映するため、工業生産指数は5年ごとに基準期を改編していることを説明しました。今回の改編では2021年を新たな基準期とし、製品項目の見直しを行い、指数の代表性と感度を向上させました。今回の改編で追加された項目にはICデザインやシリコンウェハーなどが含まれています。
經濟部統計處副處長は、4月の製造業生産指数が75.85であり、前年比で23.52%減少した主な原因は、世界経済がインフレや利上げの影響を受け、終端製品の需要が低迷していることであり、さらに産業チェーンの在庫調整が生産の低下につながっていると述べています。
情報電子製品業界を観察すると、消費者向け電子製品の需要が低迷し、関連する部品の受注動力が低下しているため、電子部品業界は31.1%減少し、コンピュータおよび電子製品および光学製品業界も14.01%減少しています。ただし、サーバーやスイッチなどは増産傾向にあり、一部の減少幅を相殺しています。
製造業に関しては、設備投資意欲の低下や在庫の持続的な解消により、企業は歳修や計画的な生産削減などの対応策を取っています。化学材料および肥料業界は19.37%、基本金属業界は11.57%の減少となりました。機械設備業界も24.72%減少しました。
自動車および自動車部品業界は2.94%減少しました。主な要因は、欧米の顧客の在庫が過剰であるため注文が減少し、それに応じて生産が削減されたことです。ただし、小型燃料車の新製品の市場投入により生産量が上昇し、一部の減少幅を相殺しています。
工業生産指数がいつ正成長に転じるかについて、經濟部統計處副處長は、第3季に在庫の解消が進み、需要が回復すれば減少幅が縮小する可能性があると述べていますが、プラス成長に転じるのは第4季がより確実と予測されます。經濟部統計處副處長は5月の製造業生産指数を75.51から79.51の範囲で予測し、前年比で25.1%から21.1%減少すると述べました。
以上を自由財經から一部を翻訳しました。