台湾経済:11月の外部受注は昨年同月比23.4%減少 

3ヶ月連続のマイナス成長

 經濟部は11月の外部受注額を発表し、金額は501.4億ドルで前月比9.5%減少し、昨年同月比23.4%となりました。20094月の金融危機以来の減少幅で、3ヶ月連続のマイナス成長となりました。11月までの累計額は6146.1億ドルで、過去同期最高額で昨年同期比1.4%増となっています。しかし、今後景気後退していくか可能性があります。

 世界的なインフレ率の上昇、顧客による在庫調整、中国による感染防止策による生産、販売の停滞や、前年同月の基準値の高さなどが影響しています。

 製品別に見ると、技術製品が中国の感染防止策に影響を受けたのに加え、前年同月の基準値が高かったので、通信データ製品は昨年同月比30.5%減、電子製品は昨年同月比15.2%減となりました。光学機器は、需要が供給を上回る状況が続いたため、価格の値段が前年同月比を大幅に上回り、前年同月比40.3%減となりました。

 設備投資の意欲低下や、一部製品の価格が前年同月を下回った結果、プラスチック、ゴム製品は前年同月比36.7%減、ベースメタルは前年同月比35.3%減、化学製品は前年同月比28.9%減、機械製品は前年同月比17%減となりました。

 11月の海外生産比率は49.7%でした。中国の感染防止策の影響により生産能力低下の原因により、前年同月比5.2ポイント減少しました。受注地域で見ると、アメリカは前年同月比16.7%減、中国及び香港は前年同月比37.3%EUは前年同月比26.3%減、ASEANは前年同月比17.7%減となり、日本のみ前年同月比5.0%増となりました。

 12月の受注輸出額は470億元から490億ドルで、昨年同月比30.8%から27.8%減少と予測されており、4ヶ月連続のマイナス成長となる可能性が高いです。第4季の受注輸出額は1525億ドルから1545億ドルで、昨年同期比20.8%から19.7%減少と予測されています。通年での受注輸出額は、6616億ドルから6636億ドルで、前年比1.9%から1.6%減少と予測されています。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

 

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