過去7年で最大の下降幅
財政部が公表した11月の輸出額は361.3億元、近19ヶ月で最低記録、昨年同月比13.1%減で、過去7年で最大の下降幅となり、3ヶ月連続のマイナス成長となりました。世界経済での最終需要が弱まっており、11月の売上高を「黯淡無光」と財政部統計處長は例えました。12月の輸出額は昨年同月比8%〜12%減と予想されており、第4季はマイナス成長が確実となり、近10季ぶりのマイナス成長となります。
11月の輸出額は361.3億ドルで、前月比9.5%減となりました。1月から11月までの累計では4437.8億ドルで、昨年同期比9.4%増となりました。11月の輸入額は、327億ドルで、前月比11.5%減となり、昨年同月比8.6%減となりました。1月から11月までの累計では、3966.3億ドルで、昨年同期比14.3%増となりました。11月までの輸出入の比較では、輸出が471.5億ドル超え、昨年同期比115.2億ドル減となりました。
11月の輸出品のうち、プラスチック、ゴム、光学器材が昨年同月比30%以上減、ベースメタル、化学品、繊維品は昨年同月比20%以上減となりました。 鉱山品は昨年同月比8.2%減となりました。テクノロジー製品の輸出も弱く、電子部品は昨年同月比4.9%減となり、42ヶ月連続のプラス成長に終止符が打たれました。家電需要の低迷だけでなく、中国のコロナ感染対策の影響も受けました。データ通信及び視聴製品は昨年同月比5.4%減となりました。
5大市場の中で、日本への電子部品の輸出額が昨年同期比15%増となった以外、軒並み全ての市場で下降しまた。中国及び香港向けの輸出額で昨年同月比20.9%減となり、過去10年間で過去最大の下降幅となりました。またヨーロッパ向けでの輸出額は、昨年同月比19%減、アメリカ向けの輸出額では昨年同月比11.3%減、ASEAN向けの輸出額では昨年同月比4.5%減となりました。
しかし、1月から11月までの累計では、ASEAN、日米向けの輸出では過去最高の記録となっており、ASEANは昨年同月比17.4%増、日本は昨年同期比17.3%増、アメリカは昨年同期比15.9%増となりました。またヨーロッパ向けの輸出では昨年同期比8.6%増となりました。しかし中国及び香港向けの輸出では昨年同月比0.1%減となっており、米中貿易戦戦争後再び下降する恐れがあります。1月から11月までの累計で、中国及び香港向けの輸出額が加工するのは18年ぶりで、アメリカ向けの輸出額は18年ぶりの過去最高を記録しました。
今後の見通しとして、世界規模で景気が低下しており、中国のコロナ対策の影響によるApple製品の出荷量低下など第4季のピークシーズンは予定より終わりを迎える可能性があります。12月の輸出額の予想は358億ドルから374億ドルと予想されており、第4季の輸出額は昨年同期比7%以上下降するとみられています。
以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。