台湾経済:12月の受注輸出額は前年同月比23.2%減

4ヶ月連続マイナス成長

  昨年の12月の受注輸出額は521.7億ドルで、事前の予測を上回りましたが、前年同月比23.2%減となり、4ヶ月連続のマイナス成長となりました。また昨年の受注輸出額は6667.9億ドルとなりました。その他にも、第4季の受注輸出額は1577.1億元で、前年同季比347.9億ドル(18.1%)減となりました。

 昨年の受注輸出額は6667.9億ドルで、前年比73.4億ドル(1.1%)減で、2年連続のプラス成長に終止符を打つことになりました。

 12月の受注輸出額は、中国の感染対策緩和と受注件数増により、事前予想を上回りました。新興技術の需要は継続しているものの、世界経済がインフレや金利上昇の影響を受けていること、顧客の在庫調整が続いていることなどにより、最終需要は低調に推移しました。

 製品別に見ると、情報通信製品、電子製品、光学機器、ベースメタル、機械、プラスチック製品、化学品などの主要製品の受注が、最終需要の低迷や産業チェーンにおける在庫調整の影響を受け、前年同月比で軒並み減少しています。

 

 前年上半期は新興技術やデジタル化への移行の波に恩恵を受け、また、原油価格が依然として高い水準にあるため、上半期の受注輸出額は前年同期比9.5%増となりました。しかし、下半期は、世界経済がインフレや金利上昇の影響を受け、最終需要も弱まり在庫調整が続いたため、-10.1%のマイナス成長となりました。年間を通しての受注輸出額は6,667.9億ドルで、前年比1.1%減となりました。

 

 5G、高性能コンピューティング、カーエレクトロニクスなどの新興技術の拡大が続き、デジタルトランスフォーメーションの需要が続いていますが、インフレ、金利上昇、ロシアの軍事侵攻、、米中関係悪化など、世界経済の成長と貿易の成長を阻害しており、受注輸出の業績が更に低迷する可能性もあります。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事