1月から5月までの累計売上高は各カテゴリーで歴年同期最高記録を更新
1、 卸売業;5月の卸売業営業額は、世界的な新興技術需要の高まりと輸出販売の好調が続いたこと及び国際原料価格の沸騰などにより、歴年同月最高額の1兆843億元で昨年同月比7.9%増となりました。また機械器具卸売業は昨年同月比12.3%増、建設材料卸売業は昨年同期比3.9%増となりました。医薬品・化粧品卸売業は国内の感染者数の増加により、簡易キットや医薬品の需要が増加し、昨年同月比50.0%増となりました。自動車卸売は自動車用チップが逼迫したことなどから、昨年同月比21.6%減となりました。1月から5月までの卸売営業額は5兆3073億元となり、歴年同期最高記録で昨年同期比は9.8%増となりました。
2、 小売業;5月の小売業売上高はコロナウイルスの感染拡大を受け、市民の外出が慎重になったため先月比7.0%減少の3197億元となりましたが、昨年同月比で見ると2.7%増となりました。昨年5月に行われた3級警戒により実店舗の利用者が大幅に減少した結果売上高は昨年同月比は生地・アパレル小売業は20.4%増、百貨店15.6%増、家庭用電化製品小売業は15.1%増となりました。一方昨年同月日用品や遠隔関連機器の需要が急増したことにより、スーパーマーケットの小売売上高は昨年同月比9.5%減、情報通信・家庭用電気機器の小売売上高は昨年同月比3.3%減となりました。燃料小売部門は国内石油製品価格の上昇により昨年同月比11.0%増となり、自動車小売部門は車両不足のため昨年同月比8.3%減となりました。1月から5月の小売営業額は1兆7143億元となり、暦年同期比過去最高となり昨年同期比3.9%増となりました。
3、 飲食業;5月は母の日商戦でセールスを獲得するチャンスでしたが、コロナウイルスの感染拡大に伴い飲食業の売上高は575億元となり先月比は7.4%減となりましたが、昨年同月比で見ると14.4%増となりましました。昨年同月は3級警戒のため店内飲食が全面禁止され営業額が落ち込んだのに加え、今年はテイクアウトやデリバリーサービス部門での営業売上高が伸びたのが原因と考えれます。レストラン業は昨年同月比13.0%増、飲料店は昨年同月比28.6%増となりました。1月から5月までの営業額は3370億元となり暦年同月最高記録で、昨年同期比4.3%増となりました。
以上の記事を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。