台湾労務: 台湾初の百貨店組合が高雄に設立

女性主体の労務組合

 

〔記者葛祐豪/高雄報導〕高雄市產業總工會協力のもと、台湾初の百貨店サービス組合「太平洋崇光百貨公司企業工會」が正式に設立されました。

 

今年に入り遠東SOGO高雄店では、事業再編を行い一部フロアの整理を行い、労働基準法に基づき28名を余剰人員とし、「太平洋崇光百貨公司企業工會」に組み込みました。現在社員は30名ほどで、他店の従業員も数名在籍しています。

 

高雄市產業總工會總幹事葉品言は、この百貨店サービス業創設は高雄初だけで無く、台湾初でもあり、台湾百貨店サービス業ではじめての労働組合でもあり、この業界では数少ない女性主体の労働組合でもあると述べています。

 

また、女性が労働組合を結成するのは容易ではなく、百貨店業界の労働条件は特殊であるため、労働者と労働組合が合理的な労働条件を交渉するのがより重要になってきます。

 

葉品言は百貨店の従業員は、退勤打刻後の残業や、祝日出勤、4週間の変形労働時間制など、多くの不合理な労働条件に長い間直面してきました。しかし、労働組合の設立を通して労働組合と労働者と積極的なコミュニケーションをし、合理的な労働条件を確立させていきます。また、他店の百貨店のスタッフを集めて労働組合を設立すれば、サービス業の劣悪な労働条件を改善する上でより効果的であると強調しています。

 

組合によると遠東SOGO高雄店の地下2階から7階は通常営業しており、8階から11階は再編中で、今後企業をゆうちしています。

 

以上を自由時報から一部を翻訳しました。

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