台湾経済:7ヶ月連続の衰退

3月の工業、製造業生產指數

 

 経済部は昨日、3月の工業生産指数が119.69で、前年比14.52%減少し、7か月連続で前年比マイナスとなったことを公表しました。製造業生産指数も121.33で、前年比15.21%減少し、7か月連続の前年比マイナスとなっています。經濟部統計處副處長は会見で、主な原因は世界的な最終需要の低迷と、産業チェーンの在庫調整が続いたことによるものだと述べました。統計によると、第1季の工業生産指数は112.02で、前年比14.72%減少し、製造業生産指数は113.56で、前年比15.39%減少し、2季連続でマイナス成長となっています。

 

 情報通信業界を見ると、電子部品業界は年間で22%減少し、消費電子製品の需要が低迷し、供給チェーンの生産能力利用率が低下したためです。一方、コンピュータ・電子製品及び光学製品業界は年間で0.15%増加し、クラウドデータサービスの需要が継続的に高く、データセンター関連機器の増産を促し、国内生産能力を拡大したことにより、消費電子製品の需要の低迷を相殺しました。

 

伝統的な産業においては、市場の需要が鈍化したため、産業チェーンは在庫を継続的に処分し、企業は減産などの対策を講じています。そのため、化学原料業は年間で12.2%減少し、基本金属業は14.23%減少し、機械設備業も21.91%減少しました。自動車及びその部品業界は年間で1.84%増加し、新車の発売が買い物需要を刺激し、素材不足問題が緩和されたことが主な要因ですが、自動車用部品は欧米の顧客の在庫がまだ高く、注文が縮小したため、一部の増加を相殺しました。

 

三月の製造業生産指数が予想を上回った理由について、經濟部統計處副處長は、2つの業種が予想を上回ったためだと説明しました。1つは、クラウド需要が予想以上に良好であるため、コンピュータ電子製品の業種です。もう1つは、新車の発売が買い物に刺激を与え、欠品緩和の状況が予想以上に良好であったためでした。

 

将来の見通しについては、インフレーションと利上げ、ウクライナ・ロシア紛争などの不確定要因が依然として存在するため、経済部統計局は、4月の製造業生産指数が108.6から112.6の間で、年間で18.9%から16%減少すると予想しています。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事