台湾統計: 111年3月の卸売・小売及び飲食業営業額統計

 

歴代単月の最高記録

1、 卸売:3月の卸売の営業額は1兆1537億元で、歴代の単月では最高記録となり、昨年同月比12.9%増となりました。最終需要の好調、進行技術用途の継続的的拡大、国際原料価格の高騰が原因で、機械器具卸売業は昨年同月比19.2%、建設材卸売業は昨年同月比24.7%増となりました。また、価格の上昇や母の日商戦の影響もあり、家庭用器具及び用品卸売業は昨年同月比15.0%増、食品飲料及び煙草卸売業は昨年同月比は7.6%増となりました。病院からの医療用品や快篩の需要がさらに高まり、薬品及び化粧品卸売業は昨年同月比11.9%増となりました。車用のミラーの欠品や輸入車売上低迷が続いており、自動車卸売業は昨年同月比13.1%減となりました。総計第1期営業額は3兆1402億元となり、歴年同期で最高記録となり、昨年同期比11.2%増となりました。

2、 小売
(1) 営業額:3月の小売営業額は3420億元となり、歴年最高記録で昨年同月比4.8%増となりました。百貨店の母の日商戦の影響に加え携帯電話の新商品販売により、百貨店は昨年同月比12.1%増、綿布及び服飾品業は昨年同月比16.8%増、データ及び家電設備業は昨年同月比17.6%増となり、いずれも2桁成長となりました。国内の燃料価格が上昇しているため、燃料小売業は昨年同月比15.7%増となりました。しかし自動車小売業は売上高が伸びなかったため、昨年同月比9.0%減となりました。総計第1季営業額は1兆485億元となり、歴年同期最高記録となり、昨年同期比で3.9%増となりました。

(2) ネット販売売上額:商品数の増加に伴い、第1季ネット小売業売上額は1097億元となり、昨年同期比16.5%増となりました。中でも無店舗型小売(昨年同月比13.1%)、総合商品小売業(昨年同月比33.7%)綿布及び服飾品業(昨年同月比53.6%)、と貢献しました。

3、 飲食業:3月の飲食業営業額は697億元となり、歴年同月最高記録で、昨年同月比6.8%増となりました。継続的な店舗展開とホワイトデーの影響もあり、レストラン業の営業額は昨年同月比6.5%増となりました。飲料店は店舗拡大の影響もあり昨年同月比7.2%増となりました。ケータリング業及びグループケータリング業は昨年同月比12.1%増となりました。総計第1期営業額は2174億元となり、歴年同期で過去最高記録で、昨年同期比4.9%増となりました。

以上を中華民國經濟部の記事から一部を翻訳しました。

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