台湾経済:2023年景気信号

1月 🔵国内消費は好調を維持

 20231月の景気対策信号総合判断点数は前月から1ポイント減少し、1ポイントとなりました。信号は青色のままです。

世界経済はインフレや金利上昇の影響や最終需要の需要低迷、在庫調整の継続などにより伸び悩んだ結果、1月の生産面、貿易面、金融面、信頼面に関する指標はいずれも低調に推移しました。しかし国内消費は好調を維持し、小売業及び飲食業の売上高は前年同月から大きく伸びました。

今後の展望として、外需の低迷が国内経済に与える影響を緩和するために、政府は経済・社会の強靭性を強化する特別予算を提案し、コロナ禍後の経済回復に向けて動いていきます。

世界経済と貿易の低成長により、輸出実績に大きな影響を与える可能性があります。投資面では、国内半導体サプライチェーンの継続、グリーンエネルギーへの投資、台湾3大投資プロジェクトに加え、国境を越えた旅行の増加とそれに伴う航空機の購入、政府による公共建設の拡大などが投資の勢いを支えました。内需面では、防疫措置が徐々に緩和され消費の勢いが回復することが期待されてます。

しかし、インフレや利上げの圧力は依然として強く、ロシアの軍事侵攻も続いていることや米中さらなる関係悪化により、世界経済の下振れリスクは依然として高いため、今後の展開に注視して適時対応する必要があります。

以上を國家發展委員會の記事から一部を翻訳しました。

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