台湾経済:今年のGDPは日韓以上?

追い越すかは為替レート次第

 

 行政院主計總處は先日GDPを下方修正されましたが、今年の一人当たりのGDPは日韓を超えるのでしょうか?主計長は「IMF(國際貨幣基金)の試算では日韓を抜く」となっていますが、今年と来年の1人あたりのGDPは、為替レートの影響が大きく、考慮しなければならないので、必ずしも日韓を超えるとは言い切れないと述べました。

 

 IMFの予測では台湾の一人当たりのGDP3.55万ドルで、日韓を超えています。しかし、主計長は、今年の一人当たりののGDPは日韓を超えるはずだが、IMFの予測ほどにはならないと述べました。主計總では、一人当たりのGDPを今年は32914ドルとし、来年を32700ドルとしています。

 一人当たりのGDPが今年、日韓を超えるかどうかについて、主計長は「台湾のデータによれば、来年も日韓を超えるとは限らない」と述べましたが、PPP(購買力平價)では、既に日韓を越しています。また、日韓を超えるかは、為替レート次第と述べました。台湾ドルの為替レートが31ドルのままではあれば、それほど大きな影響はありません。

 また主計總處は今年のCPI(消費者物價指數)を昨年比2.94%とし8月の予測から0.02ポイント上方修正しました。また来年のCPIの予測値は1.86%で、0.14%上方修正しました。最近の国際的な原材料価格は緩和されましたが、為替レートの下落により、CIPは若干上方修正されました。

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

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