台湾経済:先行き不透明な今後の景気

10月は引き続き黄青信号

 

 國發會が発行した10月の景気対策信号判断点数は18点で、先月から1点増加しましたが、信号判断引き続き黄青色です。景気の成長は鈍化し、先行き不透明な状況にあり、今後の動向に注視する必要があります。

 

 9月の景気対策信号判断点数は前月から一気に6点減少の17点となり、信号も緑色から黄青色に変わりました。景気後退を示す青色まで後1点のところまで迫りました。

 

 10月の景気対策信号の9つの構成項目のうち、機械及び電機設備輸入値が前月から2点増加し、信号は緑色から赤色になりました。貨幣総計数M1Bが前月から1点減少し、信号は緑色から黄青色に変わりました。その他の7項目に関しては大きな変化はありません。また、景気先行指標は12ヶ月連続の下降、一致指標は8ヶ月連続の下降となっていますが、いずれも下降幅は大きくありません。

 

 國發會經發處處長の分析によると、半導体工場の半導体設備の輸入が大幅増加したため、機械及び電気設備輸入値が上昇しました。また、景気対策信号総合判断点数の1点増加にも貢献しています。しかし、業者の設備輸入は変動するため、11月の機械及び電機設備輸入値が引き続き赤信号を維持できるかは注視し続ける必要があります。

 

 世界経済の成長は鈍化しており、最終市場の需要は弱まり、世界の株価に影響を出しています。よって、10月の貨幣総計数M1B、株価指数、工業生産指数、製造業売上指数及び製造業営業機構観測ポイントは下降しました。

 

 今後の展望として、輸出面では、欧米の年末商戦や春節需要、新興技術需要やデジタルトランスフォーメーションの継続的な機会に支えられ続けられます。投資面では、国内外の半導体サプライチェーンが台湾への投資を増やしており、3大プログラムの継続により、投資の勢いを維持しています。内需面では、コロナ禍以前の生活に戻りつつあることや、入国規制も一部緩和されたことにより、好調を維持すると見られています。

 

 しかし世界的なインフレや金利上昇圧力は依然高く、ロシアの軍事侵攻に加え、中国のコロナ感染対策の長期化などにより、世界経済の先行きは不透明感が増していると國發會は注意を促しています。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事