第2季を起点に上昇する見込み
台灣經濟研究院の発表した景気動向調査によると、2月の製造業、サービス業及び建設業営業観測ポイントは上昇し、中でも製造業観測ポイントは4ヶ月連続上昇しており、台經院景氣預測中心主任は会見で、第2季を起点に上昇していくという見方が國發會と一致したと述べました。
2月の製造業観測ポイントは91.19ポイントで、前月比3.12ポイント増、4ヶ月連続上昇となりました。サービス業観測ポイントは94.97ポイントで、前月比3.21ポイント増、2ヶ月連続上昇となりました。建設業観測ポイントは93.31ポイント、前月比1.2ポイント増となっています。各業界再び上昇傾向にあります。
台經院景氣預測中心主任は景気動向指数の構成指数の1つの製造業観測ポイントが4ヶ月連続で上昇しており、 3ヶ月連続で上昇傾向にある場合は、次季に景気が底打ちすることを意味すると述べました。これは、国家発展委員会が、台湾経済は4月に谷底を打った後、徐々に改善すると評価しており、今後の見方が一致しています。
台經院の調査によると、春節の影響により製造業の景況感は前月比19ポイント増加しました。今後6ヵ月間の見通しについては、「景気好調」が30%を超え、「景気不調」の17%を大きく上回りました。
台經院景氣預測中心主任の分析によると、米国の富裕層は、比較的安全なアジアに資金を移動させている可能性があり、。最近、台湾の株式・為替市場の好調をはじめ、ホットマネーがアジアに流れ始めていることが確認されています。一般的には、米国が利上げを減速するためと考えられているが、台湾経済研究院は、米国の富裕層の多くが金融危機を恐れて資産の再配分を始めており、台湾に資金に流入するのは好都合だと解釈しています。
中央銀行は先日、金利を半ポイント引き上げることを決定しましたが、台經院景氣預測中心主任は、2月の消費者物価指数(CPI)が依然として年率2.4%以上上昇しており、人々の生活がますます圧迫されていますが、「金利の上昇は必ずしもネガティブニュースではない」と述べました。
台經院景氣預測中心主任は中央銀行が金利を引き上げる大きな参考資料のひとつが、米国連邦準備制度理事会の1桁の利上げで、連邦準備制度理事会は金融危機による景気後退の可能性も心配していないため、台湾のの中央銀行はインフレ、経済成長、国際金融環境などを考慮し、半桁の利上げにとどめたと会見で述べました。
以上を自由財經の記事から翻訳しました。