台湾経済: チャイナエアライン、2022年の売上高は前年比8.55%増

2023年の売上高もプラス成長の見込み

 202212月の中華航空グループの連結売上高は141.76億元で、前月比15.62%増、前年同月比16.2%減となり、昨年の売上高の中で2番目に高い売上高となりました。年間の累積売上高は1507.21億元で、前年比8.55%増となりました。また、春節期間の高い需要に応え、セブ、ダナン、チェンマイ、パラオ、高松、広島などの路線を増便し、春節期間の平均予約率は80%以上を超えました。チャイナエアラインは、市場のダイナミクスを把握し、全路線で着実に増便し、競争力を高めるために新たな就航地を開発し続けており、旅客市場の成長について楽観的な見方をしています。

 

 202212月の旅客収入は、旅行需要が徐々に強化され、春節を迎え台湾に帰省する旅客が引き続き搭乗し、コロナ禍以来の最高の水準になったことから、前月比60.61%増、前年比941.77%増の61.36億元となりました。中でも、クリスマス休暇による旅行客増を見込み、シドニー、ブリスベン、メルボルンなどのオセアニア方面の増便が奏功しました。また、東南アジア全路線で、継続的に便数が増便したことにより、旅行客収入は増加しました。

 

 12月の貨物収入は72.29億元で、前月比5.33%減少しました。世界経済の成長鈍化や金利上昇、エネルギーコスト高などの要因により、消費者需要が減退しています。世界的に貨物が不安定な中、チャイナエアラインの12月の貨物部門の実績は、コロナ禍前の水準を依然と上回りました。半導体機械や部品などの主要な貨物ソースを確保したほか、ブルーベリー、さくらんぼ、ロブスターなどを鮮度最盛期に世界各地に運び、航空収入を安定させ続けました。チャイナエアラインは、今後も既存の機材を有効に活用し、計画的かつ柔軟にキャパシティを配置するとともに、市場の状況に応じて販売戦略を展開し、貨物収入全体の増加を図っていきます。

 以上の記事を自由財經の記事から一部を翻訳しました。

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