台湾経済: 111年2月景気概要プレスリリース

内需は引き続き好調

111年2月景気対策信号の総合点数は34ポイントで、先月より2ポイント低下し信号は引き続き黄赤色でした。先行指標はポイント低下しましたが、一致指標は上昇し続け、国内の景気は順調に成長しています。
外需面では、5G通信・高性能計算・カーエレクトロニクスなどの新興技術の需要の好調とだったため、2月の貿易・生産及び金融面での指標は好調でした。内需面では、国内のワクチン接種率が高まってきたことに加えて販促活動や冬の寒波の影響により、卸売・小売・飲食業は昨年同月より上昇ました。しかしロシアとウクライナでの軍事衝突が世界経済や貿易に影響を与えたため、国内経済の成長は緩やかに成長しました。
今後の展望に関しては、輸出面は、主要国の防疫措置の緩和が進む中、電子部品の需要が高まることにより、輸出の勢いは継続する見込みです。投資面は、半導体サプライチェーンの台湾への投資拡大、グリーンエネルギー投資の拡大が続き、国内投資の勢いを後押ししています。しかし、ロシアとウクライナの軍事衝突が世界規模でのインフレに影響を恐れがあるほか、コロナウイルスも未だにに経済に影響を与え続けており、サプライチェーンのボトルネックの問題も解決していないため、今後の展開に注視し適切に対応する必要があります。

1. 景気対策信号
111年2月の総合点は34ポイントで、先月から2ポイント減少しました。信号は引き続き黄赤色で、機械及び電気設備輸入値が赤信号から黄赤信号に変わり先月から1ポイント減少しました。製造業売上指標は黄赤色信号から緑信号に変わり先月から1ポイント減少しました。他の7項目に関しては大きな変化はありませんでした。
・貨幣総計数M1B変動率:先月の10.9%から11.4%に上昇し、引き続き黄赤色信号です。
・株価指数変動率:先月の17.2%から12.3%に下降し、引き続き黄赤色信号です。
・工業生産指数変動率:先月の修正値7.8%から7.4%に下降し、引き続き黄赤信号です。
・非農業部門就業人数変動率:先月の-0.41%から-0.42%に下降し、引き続き青信号です。
・税関輸出値変動率:先月の19.9%から36.2%に上昇し、引き続き赤信号です。
・機械及び電気設備輸入値変動率:先月の21.8%から14.6%に下降し、赤信号から黄色信号に変わりました。
・製造業売上指数変動率:先月の修正値6.7%から4.6%に下降し、黄赤信号から緑信号に変化しました。
・卸売・小売及び飲食業営業額変動率:先月の修正値9.6%から8.4%に下降し、引き続き赤信号です。
・製造業営業気候観測ポイント:先月の103.9ポイントから101.4ポイントに減少し、引き続き黄色信号です。
2. 景気指標
(1) 先行指標
・トレンド指標を含まない先行指標は100.65ポイントで、先月から0.64%下降しています。
・長期トレンドを除いた7つの項目のうち、半導体装置現物輸入値、工業及びサービス業おける従業員の純労働力入職率、外部受注動向指数、貨幣総計数M1B、建築着工床面積、製造業気候観測ポイント、株価指数の全項目で先月から下降しました。
(2) 一致指標
・トレンド指標を含まない一致指標は、102.99ポイントで、先月から0.32%上昇しました。
・長期トレンドを除いた7項目のうち、非農業部門就業人数、卸売・小売及び飲食業営業額、関税実物輸入値、工業生産指数の4項目が先月から上昇しました。製造業売上指数、機械及び電気設備実物輸入値、電力(企業)総使用電力量の3項目で、先月から下降しました。
(3) 落後指標
・トレンド指標を含まない落後指標は、104.04ポイントで先月から0.06ポイント上昇しました。
・長期トレンドを除いた5つの項目のうち、失業率、製造業在庫価値、金融業翌晩金利率の3項目で上昇しました。製造業の生産量に対する労働コスト指数、金融業翌晩金利率、全体金融機構融資及び投資

以上を國家發展委員會國家發展委員會から一部を翻訳しました

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事