台湾経済:去年台湾の貿易総額について

9,000億ドルを突破

 

 世界貿易機関(WTO)の統計によると、2022年の世界の総輸出額は24.9兆ドルで、前年比11.5%増加しました。台湾の輸出額は4794億ドルで、世界で17位にランクされ、1つ順位を下げました。輸入額は4280億ドルで、17位を維持しました。総貿易額は9074.5億ドルで、初めて9000億ドルを突破し、世界で18位にランクされ、2つ順位を下げました。

 

 財務省は、昨年下半期からインフレと利上げの影響を受け、世界経済の勢いが鈍化し、それに伴い各国の貿易にも波及したと指摘しています。昨年、中国の輸出額は35936億ドルで、世界で最も多く、全体の14.4%を占め、その次にアメリカが8.3%、ドイツが6.6%、オランダが3.9%、日本が3.0%と続きます。

 

 アジア四小龍のうち、昨年韓国の輸出額は6836億ドルで、全体の2.7%を占め、世界で6位にランクされ、1つ順位を上げました。香港は2.4%を占め、10位にランクされ、4つ順位を下げました。シンガポールは2.1%を占め、16位にランクされ、1つ順位を下げました。台湾の輸出額は4794億ドルで、全体の1.9%を占め、世界で17位にランクされ、1つ順位を下げました。財務省は、原油価格の高騰により、アラブ首長国連邦の原油輸出額が大幅に増加したことから、同国が6つ順位を上げて11位にランクインし、台湾が1つ順位を下げたと述べています。

 

 また、昨年の世界の上位5か国の輸入先は、アメリカ、中国、ドイツ、オランダ、日本であり、台湾の輸入額は4280億ドルで、全体の1.7%を占め、17位にランクされ、前年と同じです。

 

 財務省によると、中国は世界的および地域的なサプライチェーンの主要な参加者であり、貿易の恩恵を享受しており、2009年以来、ドイツ、アメリカを取って代わって世界の輸出第1位に躍り出ました。昨年の中国の輸出比率は14.4%で、2012年から3.3ポイント上昇しました。台湾の輸出比率は1.9%で、10年間で0.3ポイント上昇しました。一方、輸出比率は10年前より、日本は1.3%低下、ドイツは1%低下しました。

 

 しかし、2021年と比較すると、去年の米国の輸出比率は0.4ポイント上昇し、中国と香港は0.6ポイント、ドイツは0.7ポイント下降し、台湾はわずかに0.1ポイント低下しました。

 

以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました

 

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