小売業飲食業は過去最高を記録
経済部は2月の卸売業・小売業・飲食業売上高及び工業生産統計と公開しました。卸売業は外需低迷の影響を受け、4ヶ月連続でマイナス成長となりました。コロナ禍の影響が薄まり、小売業は18ヶ月連続、飲食業は10ヶ月連続のプラス成長となりました。
2月の飲食業売上高は777億元で、1月から2月までの累計売上高は1782億元で、過去同期最高を記録し、前年同期比20.6%増となりました。春酒の再開と春節休暇の長期化により、旅行者数が増加し、機内食の需要が高まったことが要因と考えられています。レストラン業は前年同期比21.4%増、飲料店は前年同期比9%増、ケータリング及びグループケータリング業は前年同期比47.6%増となりました。
2月の小売業売上高は3292億元で、1月から2月までの累計売上高は7376億元で、過去同期最高を記録しました。コロナ禍の影響が薄まったため、百貨店は前年同期比16.9%増、一般商品小売業は前年同期比40.7%増、綿布及び服飾品小売業は前年同期比8.8%増、薬品及び化粧品小売業は前年同期比5.9%増となりました。
2月の卸売業売上高は8613億元で、1月から2月までの累計売上高は1兆7762億元で、前年同期比10.6%減となりました。機械器具卸売は前年同期比15.3%減、建材卸売は前年同期比15.9%減、化学素材卸売は25.1%減となりました。自動車卸売業界は、チップ不足が緩和され、新車の供給量が増えたため、前年同期比5.4%増となりました。
工業生産は、世界的な最終需要の低迷により、引き続き減少しました。季節要因を除いた1月から2月までの累積鉱工業生産指数は107.59ポイントとなり、前年同期比15.3%減となりました。製造業の生産指数は109ポイントで、前年同期比16%減となりました。情報・エレクトロニクス産業では、電子部品産業が前年同期比19.6%減、コンピュータ・エレクトロニクスおよび光学製品産業は前年同期比1.5%減となりました。伝統産業では、化学原材料業は前年同期比20.46%減、ベースメタル業は前年同期比15.77%減、機械業は前年同期比20.59%減となりました。
3月の展望は、インフレ圧力、ロシアの軍事侵攻、米中の更なる関係悪化など、製造業の業績を悪化させる可能性のある不確定要素が多く残されています。統計處の3月の製造業生産指数予測は、前年同月比21.9%減から19.1%減となっています。
以上を自由財經の記事から一部を翻訳しました。